おばあちゃん。

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大好きなおばあちゃんが
介護施設に入ることになった。

初めて会ったときは
お茶の先生をしていて
矍鑠とした可愛い可愛い人。
明治の女らしく
しっかりしていて
大きな懐の女性。
新しく家族になった私を
優しく迎えてくれた笑顔を
今でも忘れることはない。

でもそんなおばあちゃんが
加齢には逆らえず
90近くなった頃、
痴呆と思しき症状を見せた。

時系列や記憶があいまいになり
同じことを何度も言ったり、
ひとつのことに固執したり。
矍鑠としていたおばあちゃんは
赤ちゃんのようになっていた。

帰省するたび。

同じ質問を繰り返すおばあちゃん。

ただただ申し訳なく切ない思い。

自分らしく生きることで
誰かの期待を裏切ることもあるんだって
無垢なおばあちゃんを見るたび苦しかった。
本当はみんなが私に聞きたいそのことを
赤ちゃん返りした
おばあちゃんが代弁してた。

分かるから苦しくて。

おばあちゃんの世話をしていた
義両親も70を超え
介護は大変だったはず。
それでも
若い私達には何も言わず
好きなことをさせてくれた
義両親の優しさを思えば
今回の判断に
悩みきったのは
義両親だと分かる。

おばあちゃん、お父さん、お母さん、何の力にもなれなくてごめんなさい。

優しさに甘えていたと思うし、
辛いときに傍にもいなくて、
家族なのに…
私と来たらろくでもない。

切ない。

新しい環境におばあちゃんがなじめるかな?
大切にしてくれるかな?
ちゃんとお話聞いてくれるかな?

どうかどうかいい人達とおばあちゃんが出逢えますように。

介護施設で嫌な思いをせずにすみますように。

おばあちゃんが
淋しくならないように
私もちゃんと考えよう。

家族は本当に本当に大事。

家族を守るにはどうしたらいいのか。

心から思う夜です。
Posted by315

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