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神 様 渋 滞 中 ~ お伊勢参り №3 ~

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次の日、リベンジに向かったは伊勢神宮内宮。

昨日の失敗を踏まえ、
早朝に出発したことが功を奏し、
内宮近隣の駐車場に駐車出来たので、
またまた犬っこ達を預けます。



荒祭宮
月讀宮
瀧原宮
伊雑宮
風日祈宮
倭姫宮

今日は6つの別宮、
11人の神様にまず参ります。
月讀宮にはイザナミ・イザナギが祭られているそうで、
ガイドブックを読みながら、
神話の有名人じゃないか!?と
無知丸出しのテンションが上がる西郷。



まずは川で手を洗って清めます。

風日祈宮。



一番最初に訪ねた宮。
そこそこの人出で胸を撫で下ろします。

荒祭宮。



あれ?

まだ午前中の早い時間なのに
さきほどとは様子が違い、
たくさんの人出でございます。

神様渋滞発生中。

予想外の渋滞に
戸惑いを覚えつつ、
列に並んで神様待ちです。

神様も忙しい。

やっとこ自分の番が来て詣でるも、
残りの別宮がほぼこの調子でさぁよ。
宮に行きゃ並び、宮に行きゃ並びで。
こりゃ最後の最後はどうなんのかね…と
戦々恐々とした思いでいよいよ正宮に向かえば。



ファ~~~~!

天照大御神前、大渋滞。


別宮でさんざん並び、
待ち疲れをし始めている西郷に
最後の荒行が立ちはだかります。
西郷は何しろじっとしているのが大の苦手です。
行列店などは出来るだけ避けて生きています。
なのに、なのにここへ並べと!
しかも1列に並び、祭壇前でも1列の様子。
いっぺんに10人近くがお祈りをしはじめるのです。
それがひっきりなしに何列も何度も続き。

天照大御神とて聞き分けるのは大変でしょう。

しかし西郷はやってきたのだ。

やらねば。

何かを持って帰るために。

若い頃、ライブハウスで鍛えた技がここで役に立つ。

数センチ程度ずつ
前後左右に動くことで
自分の立ち位置を調整し、
最終的にはいい場所確保大作戦。
ライブハウスやクラブなどの混雑した空間で
いきなり大きく動くと人様に迷惑をかけます。
自分さえよけりゃそれでいいのかとなります。
そこで蟹のようにちょこちょこ動いちゃじっとして、
またちょこちょこ動いちゃじっとしてを繰り返すのです。

そして西郷は立った。

30分以上我慢して、
作戦を繰り返し立った。
西郷の位置は列のまん真ん中。
作戦は大成功。
しかし神殿は遠く、
お祈りをする場所には
白い布がかけられていて、
いまいち見えない。

あぁこの神様は本当に大きな神様なのねと落胆したその時。

そよ風が西郷の顔を撫で、
目の前の布を巻き上げたのです。
一瞬だけ見えた神殿。

おぉぉぉぉぉ!!

焦って目を凝らしつつも、
願ったことはただひとつ。

有り得ないほどの強さが欲しい。

いろんな意味で。

天照大御神は扱いが他の神様とは違いました。

一段一段階段を上がり、
距離が詰まるごとに、
空気が凛としていきます。
そこにはたくさんの人がいて、
たくさんの願いを持っている。
ある意味とても熱い場所のはずなのに、
そのすべてを諌めるような
静かな空気が流れています。

ちょっとこれは驚きました。

いろいろなことがあって
心身ともに疲れ果てていた3月でした。
大きな渦の中で足元を救われぬよう、
目を開けて感覚を研ぎ澄まし、
緊張感の取れない日々。

でも負けないと思い込んでいました。

幸せの価値観や勝負の意味は人それぞれ違うもの。
他人を意識しすぎては、自分の生きる意味を見失います。

そんな強く張った肩を
ゆっくり下げてくれるような
癒しとは貧しい言い方だけれど、
心が癒され、静謐な時間を堪能しました。

これを世間ではパワースポットって言うのかね?

え!今更!?ってぐらいの愚問でしょうが。

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