No conozco a la persona…
外国人が日本に持つベタなイメージを考えてみる。
フジヤマ、サムライ、スシ、ゲイシャ。
ハリウッド俳優はシャブシャブ、テンプラ、ミフネにクロサワ。
サブカル系はキタノ、オオトモ、ザ・プリンセス・オブ・モノノケ。
注:言うまでもないかと思うが、キタノはマコトではなく、タケシ。オオトモはハウンドドッグではなくカツヒロということを書き添えておく。
こんな感じか。
それと似た感覚で、私の南米に対するイメージ。
サンバでフィエスタ!、サッカー大好き、陽気なラティーナ。
これまた貧相な…と、呆れられそうなほどに、実際、貧相なイメージしかない私なのだが、ブラジルやアルゼンチン、パラグアイなどサッカーが強い国の人たちは特に「サッカー大好き!」なのだろうと勝手に思い込んでいた。私が通っているスペイン語学校の教師と話をしているときのこと。その人はアルゼンチン人なので、サッカートークの出来る仲間が出来たぜ!とばかりに「アルゼンチン代表でこれから良くなりそうな選手とかいる?」と話を振ったら、首をかしげて、「う?ん、分かんない。」…沈黙…そうか、質問が分かりにくかったかと「私、リーガのファンなのね。リーガだとバルセロナで活躍しているメッシとかサラゴサのアイマールがいるね!」と続けると、「へぇ。」とこれまたローなお返事…沈黙…「アルゼンチンはサッカーが強いから、いい選手がたくさんいていいなぁ」「そう?私、あまりサッカー知らないの…」
ガ?ン!!
私の勝手な思い込みなので、彼女はまったく悪くない。むしろ、そらそうよね、と。固定観念とか先入観ってほんっとに持ってちゃダメだ!目の前の人はさらっぴんの個人、0から知ろうとしなきゃ!と、我を戒めていたら、彼女。
「でもマラドーナは知ってる。有名人だから。」
「そうなんだ!!痩せてよかったよね。」
「そうそう、太りすぎで死ぬって言われてたんだよ。」
よし、会話成立。これでいい。