気 ま ず い & 愛想のいいダニエル
明治通り沿いのある美容室。
ガラス張りでそれはもうおしゃれ。
しかし残念なことにお客さんが少ない様子。
休日は混んでいると思うんだけど、
平日は閑散としている。
西郷は毎日そのお店の前を通るのだが、
ちらっと見てしまう。
そしていつも同じ美容師さんと目が合う。
目が合った時。
あ…
すぐ目を逸らす。
見なきゃいいのに、見るのが癖になっている西郷。
なんだろう、空いてるお店の人と目が合った時のあの気まずさは。
見てはいけないものを見てしまったような、
だからこそ見たいような。
葛藤に負け、今日も気まずかった。
見るから、見られるのか、見られてるから、見てしまうのか。
それが問題だ。
ある街の「デューン&デルカ」
食のセレクトショップ的なお店。
そのお店で働いている
ダニエル君という男性の愛想がいい。
たぶん英語圏の国の方。
西郷はそこでOGOというお水を買うのだが、
笑顔は小さめなれど、カツゼツよく
475円になります!
少々お待ちください!
ありがとうございました!
非常に爽やかなのである。
彼は背が高く、やや猫背ぎみ。
そんな彼が狭いレジカウンターで
行ったり来たり頑張る姿も健気だ。
あの子はいい。
そのまま育ってくれ。
おばはんが一人、
君の成長を見守っているよ。
何様かと思うようなお姉さん目線でね。
てなことで、今日も四方山話に尽きた。
いよいよ明日は感動のフィナーレ!?